飯田
|
専門学校では教えてくれなかったような、業界で生きていくための話を教えてくださりますし、講師の先生方の話を聞いて“作品を書かなきゃ”って気持ちにさせてくれるのが、私にとっては一番のポイントになっています。 |
|
寺井
|
飯田さん優等生やな(笑)。僕は最初、シナリオを書くというよりも、作劇塾って色んな業界の人が出入りするところだと聞いていて、どんな人と会えるんやろってところばかり意識がいってましたよ。それと並行して“作品を書かなきゃなんの意味もない”って気付いたのは、再入塾してからでした…。
|
| 飯田 |
私も専門学校時代はどこか甘えてたかもしれませんね。 |
木元
|
この塾は専門学校や大学を卒業したけれど、プロ予備軍としてより一層レベルの高いことをしている感じですよね。すぐにでもデビューしたくて、高卒でいきなり入塾した僕ですが、求めていた通りの授業内容で充実しています。映画が大事だとか、プロの人と関わることが大事だとか。マンガの授業も3つありますが、それぞれ特徴的でいいバランスです。 |
| ―マンガに関しては、キャラクターデッサンなどの授業が他の学校と比べて少ないと思うけれど、それに関してはどう? |
木元
|
それは家でも描けますからね。やってきたものをしっかり添削してくださるからいいんですよ。その上で、授業では理論や実践的なこと、発想法などを教えてくださるからいいんだと思います。描くだけなら一人でできますから。
|
|
| 飯田 |
家でやれることをいちいち塾でやる必要はない、と。 |
|
寺井
|
マンガに限らず、シナリオや小説なんていうのも、同じですね。結局は一人で書かないと。それを業界へ橋渡ししてくれるのがこの塾なんじゃないですか。そのための理論を勉強するところなんですよ。もちろん、技術も高レベルなことを教えてくださっていますけど。
|
|
― 各々が感じる塾の特長はどんなところだと思いますか?
|
|
飯田
|
色んな作家さんたちと交流できるという点ですかね。私は有栖川先生(※1)の創作塾も受講させていただいているのですが、有栖川先生と交流ができる、というのは、すごく刺激になりますよね。それに中山先生は“色んなものに興味を持て”という授業をしてくださるので、最近では文楽に興味が出てきて、「文楽友の会」に入っちゃいました。作品の幅を広げてくれますね。 |
|
寺井
|
僕の場合は、現場実践ですかね。僕のような素人が山田誠二監督(※2)の映画撮影現場に入って勉強させてもらえたり、雑誌のライティングなどをやらせてもらえて、本当に掲載されたりとか。本当は自分一人で売り込まなければならないのでしょうけど、空気として体感できるのが、とても勉強になります。 |
|
木元
|
マンガの塾生さんもイラストの仕事をもらったりしていますね。僕が思う特長というのは、講師の先生方が自分にあった課題を出してくれたり、作品の締切を作ってくれたりして、“確実に前に進んでいるな”という感覚がいいです。たくさんのライバルもいますし。これは作劇塾に限らずですけどね。 |
|
| ―みなさんの夢を語ってみてください。 |
|
飯田
|
近いようで遠い夢の一つなんですが、ファンタジー否定派の人にも認めてもらえるようなファンタジー小説が書けるようになりたいです。それができれば、賞を取れると思うんです。 |
|
| 寺井 |
僕は最強のシナリオライターになりたいッス。 |
|
| 木元 |
早くデビューがしたいです。今もかなり近道をさせてもらっていると思いますが(笑) |
|